ドミノ

ドミノ
恩田 陸
ドミノ

様々に散りばめられたピースが意外な接点を持ちながら物語は進みます。それぞれの思惑が交錯し、思いもよらない展開に巻き込まれ、それが繋がっていきます。そのために皆、誰かが誰かを捜し、またその人が誰かを捜し、またまたその人を捜して行く、というような、明快で愉快な展開をします。また、登場人物は多いのですが、かなりの変わり者揃いで、誰だか忘れることもなく読み進められるところも好感が持てます。深く考えず軽い気持ちで読める小説です。

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